「キャリア3.0」という言葉が、いま注目を集めています。
これまでのように「会社に勤める」「安定した職に就く」という時代は過ぎ去り、
自分のスキルや価値観をもとにキャリアをつくる時代に移りつつあります。
つまり、「与えられた枠の中で働く」から「自分で枠をつくって働く」へ。
これがキャリア3.0の根底にある考え方です。
こうした変化は、大人だけでなく、これから社会に出ていく子どもたちにも影響します。
そのような時代を前に、子どもたちはどんな力を育てるべきなのでしょうか。
キャリア3.0とは?――「旅の時代」の始まり

「キャリア3.0」という考え方は、徳谷智史氏の著書『キャリアづくりの教科書』(KADOKAWA)で紹介された概念です。
本書では、キャリアを“自分が目的地を決め、武器を携え、ルートを選びながら歩む旅(ジャーニー)”として捉え、
これまでの「会社に合わせる」働き方から、「自分で道を描く」生き方への転換を説いています。
これまでの時代を振り返ると――
- キャリア1.0:会社に忠誠を誓い、定年まで勤め上げる「終身雇用型」
- キャリア2.0:転職やスキルアップで市場価値を高める「個人主義型」
- キャリア3.0:自分の価値観と強みを軸にキャリアをつくる「自己実現型」
と進化してきました。
つまり「キャリア3.0」とは、正解を与えられるのではなく、自分で正解をつくる時代。
この価値観の変化は、社会人だけでなく、これからの子どもたちにも大きな影響を与えています。
だからこそ、子どものうちから「考えて選ぶ経験」を積むことが大切です。
それは勉強のように正解を覚えることではなく、
「なぜそう思うのか」「どうすればうまくいくのか」を試行錯誤しながら考える力です。
キャリア3.0時代に求められる力は「考える力」と「選ぶ力」

自分の頭で考え、選び取る力が必要になる
これからの社会では、他人の意見や常識に流されず、
自分の頭で考え、自分で選び取る力が欠かせません。
どんな進路を選ぶのか、どんな働き方をしたいのか。
その判断を他人任せにせず、主体的に決められる人が時代をリードします。
この力は、与えられた課題に答える訓練では身につきません。
日常の中で「なぜ?」「どうすれば?」と考える習慣を重ねることが大切です。
選択肢の多さに惑わされない力も必要
今の子どもたちは、かつてないほど多くの情報や選択肢に囲まれています。
SNSでは無数の価値観に触れ、動画では世界中の働き方を見られる。
その一方で、「何を選べばいいのかわからない」と迷う場面も増えています。
だからこそ必要なのは、情報をうのみにせず整理し、
自分なりの答えを導き出す思考力。
言い換えれば、情報を処理し、判断し、行動につなげる力です。
「考える力」を育てる最強の学び――プログラミング教育

プログラミング教育は、こうした考える力や選択する力を育てる実践的な学びです。
「コンピュータに命令を出す」過程で、
「どうすれば思った通りに動くか」を筋道立てて考える習慣が身につきます。
試して、間違えて、原因を考えて、修正する。
この繰り返しが、まさに“考えて選ぶ力”のトレーニングです。
ゲームづくりを通して楽しく思考力を育てる
たとえば、子どもたちがScratchやPythonでゲームを作るとき。
思い通りに動かないとき、「なぜ?」と考え、
試行錯誤を重ねて自分なりの答えを見つけ出します。
その過程で、論理的思考力、粘り強さ、そして創造的な発想力が自然に育まれます。
これは、キャリア3.0の時代に求められる「自分で考え、選び、動く力」と一致します。
まとめ

キャリア3.0の時代に求められるのは、変化に柔軟に対応できる力と、
自分の軸を持って選択できる力です。
その力は、日々の遊びや学びの中から育ちます。
プログラミングは単なるスキルではなく、未来を生き抜くための思考のトレーニングです。
オンラインで学べるプログラミング教室「ぽてぽーと」
プログラミング教室「ぽてぽーと」では、
子どもたちが楽しみながら「考える力」を育てられるよう、
ゲームづくりやストーリー制作を中心にした学習を行っています。
失敗を恐れず、試行錯誤を重ね、アイデアを形にする。
その経験こそが、未来のキャリアをつくる大きな一歩になります。
キャリア3.0の時代を生きる子どもたちに、
“正解を探す力”ではなく、“正解をつくる力”を。