プログラミング教室では、毎週さまざまな子どもたちがやってきます。
同じ課題に取り組んでも、どんどん先に進む子もいれば、途中で止まってしまう子もいます。
長く教えていると、少しずつ「伸びる子」と「伸び悩む子」の違いが見えてきます。
そしてその違いは、才能ではなく“考え方”や“姿勢”の違いだと感じます。
「うまくいかない」ときにどうするか

たとえば、ブロックを組み合わせてもキャラクターが動かないとき。
伸びる子は「なんで動かないんだろう?」と自分で試しながら考えます。
コードを一つずつ外したり、順番を変えてみたり。
その過程自体を楽しめるのです。
一方で、伸び悩む子は「先生、動きません」「どこが間違ってますか?」とすぐに聞いてしまうことがあります。
これは決して悪いことではありません。
ただ、「自分で考えてみる時間」が短いと、試行錯誤の力が育ちにくいのです。
プログラミングは、最初からうまくいくことのほうが少ない世界です。
うまくいかないときこそ、考える力を伸ばすチャンス。
その時間を楽しめる子が、どんどん成長していきます。
正解よりも「考えること」を楽しむ子が伸びる

プログラミングには、教科書に書かれた「正解」はありません。
同じ動きを作るにも、いくつもの方法があります。
たとえば、キャラクターをジャンプさせる動き一つをとっても、
「y座標を変える」「重力をシミュレーションする」など、工夫の仕方はさまざまです。
伸びる子は、そんな違いを見つけることを楽しみます。
逆に、「どれが正しいんですか?」と聞くタイプの子は、少し苦戦します。
正解を探す学びに慣れている子ほど、最初は戸惑うのです。
でも、それもほんの入り口の話。
「正解は一つじゃない」とわかると、子どもたちの目が輝き始めます。
「できた!」の積み重ねが自信になる

伸びる子たちは、うまくいかない中にも小さな“できた!”を見つけるのが上手です。
最初は「キャラクターが動いた!」
次は「音が鳴った!」
そして気づけば、自分だけのゲームを作れるようになっています。
この小さな成功体験が、子どもの自信を育てます。
うまくいかないことがあっても、「前にも乗り越えた」という感覚があると、
また挑戦できるようになるのです。
一方で、伸び悩む子は成功のハードルが高いことがあります。
完璧にできなければ「できない」と感じてしまう。
そんなときこそ、先生の声かけが大切です。
「ここまでは動いたね」「前よりできてるよ」と、
過程を認めることで、子どもの目にまた光が戻ります。
家庭でできるサポートのヒント

ご家庭でも、「うまくいった?」ではなく「どこが難しかった?」と聞いてみてください。
答えを求める質問よりも、考えた過程に興味を持つ声かけが、子どものやる気を引き出します。
「今日はどこを工夫したの?」
「動かなくてびっくりした?」
そんな会話から、子どもは考えることを話す楽しさを覚えます。
また、うまくいかないときにすぐに手を出さず、
「どうしたら動くと思う?」と一緒に考える姿勢も効果的です。
親が“助ける人”ではなく“考える仲間”になってくれると、
子どもの学びはぐんと深まります。
まとめ

プログラミングで伸びる子と伸び悩む子の違いは、「考えることを楽しめるかどうか」です。
うまくいかないときに、投げ出すか、ワクワクできるか。
その小さな分かれ道が、未来の大きな差を生みます。
プログラミングは、結果よりも過程が大切な学びです。
子どもたちは、試行錯誤の中で「できた!」という喜びを積み重ねながら、
考える力と自信を育てていきます。
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