プログラミングとは?子どもが何をするのかを、はじめての方向けに解説

プログラミングのイメージ画像

「プログラミングって、そもそも何をするものなんですか?」

これは体験に来られた保護者の方から、いちばん多くいただく質問です。

小学校で必修になったと聞いてはいるけれど、実際に何をやっているのかは見たことがない。
パソコンに向かって、難しい英語を打ち込んでいるのだろうか——そんなイメージを持っている方がほとんどです。

結論からお伝えすると、子どもが最初にやることは、英語を打つことではありません。

この記事では、プログラミングとは何かという基本から、
子どもが実際に画面の前で何をしているのかまで、はじめての方に向けて順番に説明します。
専門用語は使いません。

プログラミングとは、コンピューターへの手順書を書くこと

「お茶を取ってきて」が通じない相手

プログラミングとは、一言でいえばコンピューターに命令を与えて、思ったとおりに動かすための手順を書くことです。

なぜ「手順」なのか。
人間相手との違いを考えると分かりやすくなります。

家族に「冷蔵庫からお茶を取ってきて」と頼めば、それだけで通じます。
相手が状況を補って動いてくれるからです。

ところがコンピューターは、この頼み方ではまったく動きません。
曖昧な部分を自分で埋めることができないからです。

だから、順番と条件をすべて書き出す

コンピューターに同じことをさせるなら、こうなります。

  1. 冷蔵庫の前まで歩く
  2. 扉を開ける
  3. 中からお茶を探す
  4. 手で取り出す
  5. 扉を閉める
  6. 元の場所まで戻る

この分解こそが、プログラミングです。

やりたいことを、細かい手順に分けて、順番に並べる。
ときには「もしお茶がなかったら水を取る」といった条件も加える。

つまりプログラミングとは、手順を筋道立てて組み立て、それを相手に伝わる形にする作業だといえます。
パソコンの技術というより、考え方の作業に近いのです。

身の回りは、ほとんどプログラムで動いている

もう一つ、イメージを掴みやすくする方法があります。
身の回りを見渡してみることです。

  • 自動改札機が、ICカードをかざした一瞬で判定して扉を開ける
  • スマートフォンのアプリで、写真の色味を変えられる
  • 電子レンジが「600Wで1分」をきっちり守って止まる

これらはすべて、誰かがあらかじめ手順を書いておいた結果です。
プログラムが裏で動いていない機械のほうが、いまや珍しいというのが実際のところです。

そう考えると、プログラミングは特別な人だけの技術ではなく、
私たちの生活を成り立たせている仕組みそのものだと分かります。

【誤解】子どものプログラミングは、英語を打たない

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

ブロックを積むだけで、プログラムは作れる

「プログラミング」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、
黒い画面に英語や記号がびっしり並んでいる光景ではないでしょうか。

初心者が最初に触れるものは、それとはまったく違います。

子どもが最初に使うのは、Scratch(スクラッチ)という無料のツールです。
ここでは英語を打ちません。カラフルなブロックを、パズルのように並べていくだけです。

たとえば「10歩動く」と書かれたブロックと、「右に15度回る」と書かれたブロックをつなげる。
それだけで、画面の中のキャラクターがそのとおりに動きます。

Scratchでカラフルなブロックを並べてキャラクターを動かす画面

やっていることは、本質的に同じ

ここが重要なところです。

ブロックを並べる作業は、簡易版でも子ども騙しでもありません。
英語で書くプログラミングと、やっていることは本質的に同じです。

  • 順番に実行する
  • 条件によって動きを変える
  • 同じ動作を繰り返す
Scratchのブロックと文字で書くコードが、同じ内容を表していることを対応させた図

これらの考え方は、ブロックでもコードでも変わりません。
違うのは書き方の見た目だけです。

だから子どもたちは、難しい文字入力に苦しむことなく、
ゲーム感覚で楽しみながら、プログラミングの本質に慣れていくことができます。

文字を打つのは、もっと先の段階

「いつかは英語を打つことになるのでは?」と気になる方もいると思います。

その段階は来ますが、かなり先です。
当教室の場合、文字入力を使うPython(パイソン)に移るのは、
Scratchの上級教材まで終えて、自分が作りたいと思ったものはだいたい作れるという状態になってからです。

つまり、十分に力がついてから、本人が望めば進むという順番になります。
最初から難しいことをさせるわけではありません。

子どもは実際に何をするのか

では、実際の授業で何が起きているのか。当教室の例でご紹介します。

まずは、猫を歩かせるところから

Scratchでねこが歩いている様子

体験に来た子が最初にやるのは、画面の中の猫を歩かせることです。

Scratchには、最初から猫のキャラクターが用意されています。
そこにブロックを1つか2つつなげると、猫が動き出します。

地味に聞こえるかもしれません。
でも初めての子にとっては、自分が並べたとおりに何かが動いたという、最初の一回です。
ここで表情が変わる子は少なくありません。

次は、AIを使って猫をジャンプさせる

歩かせることができたら、次はジャンプです。

ここでぽてぽーとでは、AIを一緒に使います。
「猫をジャンプさせたい」とAIに相談して、返ってきた説明を見ながら自分で組み立てていく、という進め方です。

ちなみに、この段階の子はほとんどがタイピングできません。
そこで音声入力を使います。マイクに向かって話しかければ、文字が打てなくてもAIに質問できます。

キーボードが打てないことは、プログラミングを始められない理由になりません。
ここは安心していただきたい部分です。

パソコンの操作から始めることもある

そもそもパソコンを触ったことがない、という子もいます。
その場合は、マウスの動かし方やクリックの練習から始めます。

急ぐ必要はありません。
操作に慣れること自体が、その子にとっての第一歩になります。

「プログラミング的思考」とは何が違うのか

学校の話を聞くと、「プログラミング的思考」という言葉が出てきます。
プログラミングとは別物なのか、と混乱しやすいところなので、簡単に整理しておきます。

  • プログラミング … 実際に手順を書いて、コンピューターを動かすこと
  • プログラミング的思考 … 手順に分解して考える、その考え方の部分

つまり、プログラミングという作業から、考え方の部分だけを取り出したものが「プログラミング的思考」です。
小学校の必修化で目的とされているのは、こちらのほうです。

必修化の経緯や、大学入試とのつながりについては、子どものプログラミングはなぜ必要?必修化から大学入試までつながっている理由 で詳しく解説しています。

また、この考え方が学校の各教科の学習とどうつながるのかは、プログラミングの習い事は意味ない?成績との関係を正直に解説 をご覧ください。

家庭でできること

「まず家で触らせてみたい」という場合、費用をかけずに始められます。

Scratchは無料で使える

Scratchは、パソコンとインターネット環境があれば無料で利用できます。
会員登録なしでも試せるので、まずは画面を開いて、猫を動かしてみるところからで十分です。

親が教えられなくても問題ない

保護者にプログラミングの知識は必要ありません。
ブロックを並べるだけなので、子どものほうが早く慣れることがほとんどです。

隣で「それどうやったの?」と聞く役に回るくらいがちょうどよく、そのほうが子どもも説明しようとして理解が深まります。

続かないときは、環境を変える選択もある

家庭学習でよくあるのが、つまずいた瞬間に止まってしまうことです。
分からないところを聞ける相手がいないと、そこで終わってしまいます。

その場合は、質問できる相手がいる環境に切り替えるのも一つの方法です。

よくある質問

Q. 何歳から始められますか?

Scratchは文字入力を使わないため、小学校低学年から取り組めます。
マウス操作ができれば始められる、と考えていただいて差し支えありません。

Q. タイピングができないのですが、大丈夫ですか?

問題ありません。
Scratchはブロックを並べるだけですし、AIに質問する場面でも音声入力が使えます。
タイピングは必要になった段階で身につければ十分です。

Q. 親にプログラミングの知識がなくても大丈夫ですか?

大丈夫です。
むしろ教えようとしないほうがうまくいきます。
保護者に求められるのは、教えることではなく続けられる環境を用意することです。

Q. 途中で難しくなって、ついていけなくなりませんか?

段階を飛ばさなければ、急に難しくなることはありません。
ぽてぽーとの教材も、初級から少しずつ難易度が上がる設計になっています。
文字入力を使うPythonへ進むかどうかも、力がついた段階で本人が選べます。

Q. ゲームを作るだけで、意味があるのでしょうか?

ゲーム制作は、目的ではなく教材です。
作りたいものを実現するために手順を考えるという過程そのものに意味があります。
完成物が何であっても、身につく考え方は変わりません。

まとめ

プログラミングとは、やりたいことを手順に分解して、コンピューターに伝えることです。
パソコンの技術というより、考え方の作業に近いものだといえます。

そして、子どもが最初にやることは英語を打つことではありません。

  • Scratchでカラフルなブロックを並べるところから始まる
  • やっていることは、コードを書くプログラミングと本質的に同じ
  • 文字入力を使う段階は、十分に力がついてから
  • タイピングができなくても始められる

最初の一歩は、画面の中の猫を歩かせることです。
地味に見えるかもしれませんが、自分が並べたとおりに何かが動くという体験は、そこから先のすべての入口になります。

Scratchは無料で使えるので、まずはご家庭で画面を開いてみるところから始めてみてください。

オンラインプログラミング教室「ぽてぽーと」で一週間無料体験!

プログラミング教室『ぽてぽーと』は、小中学生を対象にしたオンライン教室です。
パソコンを触ったことがないお子さんでも、操作の練習から一緒に始められます。

  • 最初は猫を歩かせるところから — 全員が同じ一歩から始めます
  • タイピングができなくても大丈夫 — AIへの質問は音声入力が使えます
  • 困ったときは、いつでもすぐ相談できる — 教室にはいつも先生がいます

ぽてぽーとの授業は、一般的な教室とは異なり、
いつ入室しても、いつ退室してもOKの自習室型2Dメタバースです。生徒がいつ来ても、先生がいます。

「まず、どんなものか見てみたい」 「うちの子にできるのか不安」

そんな段階の方こそ、一度体験してみてください。
一週間の無料体験では、猫を歩かせるところから、AIを使ってジャンプさせるところまで進めます。

無料体験のお申し込み・ご相談は、公式LINEから受け付けています。

line友だちボタン
プログラミング教室ぽてぽーとのバナー広告