地方・田舎は習い事が少ない?距離が壁にならない学び方の選択肢

田舎・地方には習い事の選択肢がほぼないことを表した画像

「子どもがやってみたいと言ったけれど、近くにその教室がなかった」

地方や田舎にお住まいだと、この経験が一度ではないと思います。
そして何度か繰り返すうちに、わざわざ調べなくなる。
「どうせ近くにはないだろう」と、最初から候補に入れなくなります。

この記事は、その前提を一度崩すために書きました。

いまは、距離が関係ない習い事が現実的な選択肢になっています。
ただし「なんでもオンラインでできます」という話ではありません。
できるものとできないものを正直に分けたうえで、地方だからこそ気になる点にもお答えします。

「近くにないから仕方ない」で終わっていませんか

選べないことの問題は、機会が減ることだけではありません

近くに教室がないと、選択肢そのものが減ります。ただ、もっと厄介な影響があります。

子どもが「やってみたい」と言ったときに、応えられない回数が積み重なることです。

ピアノをやってみたい。プログラミングって面白そう。
そう言われるたびに、「近くにないんだよね」と返す。何度か続くと、子どもの側も言わなくなります。

興味を持ったこと自体が、なかったことになっていく。
ここがいちばん惜しい部分だと思います。

諦めた回数は、どこにも記録されません

そして、この損失は目に見えません。

「片道40分かかるから見送った」「町に先生がいなかった」——こうした判断は、記録にも残らず、誰にも共有されないまま流れていきます。
居住地によって、子どもの選択肢の幅が静かに決まっているという状態です。

もちろん、地方には地方の良さがあります。
ただ「やりたいことを選べない」ことだけは、割に合わないと思います。

距離が壁にならない習い事が増えました

ここ数年で、状況は実際に変わりました。
自宅から受けられる習い事が、選べるほどの数になっています。

  • オンライン英会話
  • 学習塾・そろばん
  • ピアノなどの音楽レッスン
  • タブレット教材・通信教育
  • プログラミング

【正直に】オンラインにできないものもあります

一方で、距離の問題が解決しないものもあります。そこは正直に書きます。

習い事オンラインとの相性
水泳・体操・武道不向き。体を使う指導は対面が前提
ピアノ・楽器可能だが、音の細かい部分は対面が有利
英会話相性が良い
学習塾・そろばん相性が良い
プログラミング相性が良い。作業が画面上で完結する

判断の基準は、「先生が直接体に触れる必要があるか」です。
水泳を近くで習いたい、という悩みは、残念ながらオンラインでは解決しません。

ただし、解決するものは確実にあります。
すべてを諦める必要はない、というのがこの記事でお伝えしたいことです。

いまは「オンライン教室どうしを比べる」段階になっています

ここが、以前と大きく変わった点です。

数年前まで、地方でオンラインを選ぶことは「通えないから、仕方なく」という消極的な選択でした。
ところが今は、オンライン教室の数自体が増えています。

当教室に通っている生徒の中にも、近くに教室がない地域から通っているご家庭があります。
そのご家庭は、オンラインで通える教室をいくつも比較したうえで、当教室を選んだとのことでした。

「オンラインしかないから、ここにした」ではなく、「オンラインの中から選んだ」という状態です。

これは地方にとって、かなり大きな変化だと思います。
選択肢がゼロだった分野に、比較して選べるだけの数があるということですから。

なお、教室を比べるときに何を見ればいいかは プログラミング教室の選び方|体験レッスンで見るべきポイント にまとめています。

プログラミングが、地方と特に相性が良い理由

数ある選択肢の中でも、プログラミングは地方との相性が良い分野です。
理由は2つあります。

作業が、画面の中で完結する

プログラミングは、子どもがやっている作業がそのまま画面に映ります。

先生が見るべきものと、子どもが操作しているものが同じ場所にあります。
だから物理的に隣にいる必要が、そもそもありません。
当教室でも、画面を共有しながら一緒に見る形で質問に対応しています。

水泳のように体の動きを見る必要も、楽器のように音の響きを聞く必要もありません。
オンラインで失われるものが、ほとんどない分野です。

通学型の教室が、そもそも少ない分野だから

もう一つは、逆説的な理由です。

プログラミング教室は、都市部に集中しています。
地方では、そもそも通学型の選択肢がほとんどありません。

つまりこの分野に関しては、都会と地方の差が最も大きかったということです。
裏を返せば、オンラインという選択肢が入ってきたときに、いちばん大きく状況が変わる分野でもあります。

なお、プログラミングそのものについては プログラミングとは?子どもが何をするのかを、はじめての方向けに解説 で説明しています。

地方ならではの不安に答えます

通信環境は足りるのか

いちばん気になる点だと思います。

一般的な家庭のインターネット環境があれば、多くの場合は問題ありません。
当教室でも、これまで通信が理由でトラブルになったことはありません(ただし生徒数がまだ多くないため、断定はできません)。

とはいえ、これは実際につないでみるのが確実です。
体験の段階で一度接続してみれば、その環境で問題なく受けられるかどうかがはっきりします。
申し込む前に確認できる部分なので、そこで判断してください。

都会の子と差がつかないか

プログラミングに関して言えば、地域による差はほとんどありません。

理由は単純で、使う教材が全国共通だからです。
Scratchは無料で、どこからでも同じものが使えます。
教室もオンラインなら、都市部の子と同じ指導を受けられます。

かつては「都市部の子はプログラミング教室に通えるが、地方は選択肢がない」という差がありました。
その差が消えた、というのが現在の状況です。

続けられなかったらどうなるのか

これは地方に限りませんが、確認しておくと安心です。

休会の制度があるか、退会はいつまでに申し出る必要があるか、教材やパソコンを購入していた場合はどうなるか。
始める前に聞いておいて、失礼にはあたりません。

よくある質問

Q. パソコンが必要ですか?家電量販店も遠いのですが

教材によっては、タブレットで始められる場合もあります。
今あるもので足りることが多いので、買い足す前に一度相談してみてください。
必要なものについては 子どものプログラミング、何から始める?今日できる最初の一歩 でも整理しています。

Q. 親がパソコンに詳しくないのですが

問題ありません。
子どもと先生のやり取りが中心になるので、保護者に知識は必要ありません。
初回の接続だけ一緒にやれば、あとは子どもが自分で入れるようになります。

Q. 送迎がなくなると、子どもの様子が分からなくなりませんか?

むしろ逆で、家にいるぶん様子は見えやすくなります。
ただし見えすぎて口を出したくなる、という別の問題は起きます。
そこは少し意識しておくといいかもしれません。

Q. 兄弟で受けることはできますか?

教室によります。
同じ時間帯に別々の内容で受けられるところもあるので、事前に確認してください。

Q. 地方だと、体験の時間帯が合わないことはありませんか?

オンラインの場合、通学の移動時間がないぶん、時間の選択肢は広くなります。
教室によって開講時間は違うので、生活リズムに合うかどうかを確認してみてください。

まとめ

地方や田舎で習い事の選択肢が少ないのは、事実です。
そして、それを理由に諦めた回数は、どこにも記録されません。

ただし、いまは状況が変わっています。

  • 距離が壁にならない習い事が増えた
  • ただし、水泳や武道のように対面が前提のものもある
  • オンライン教室の数自体が増え、比べて選べる段階になっている

特にプログラミングは、作業が画面の中で完結するため、オンラインで失われるものがほとんどありません。
しかも都市部に教室が集中していた分野なので、地域差がいちばん大きかったぶん、変化も大きくなります。

使う教材は全国共通で、無料です。
住んでいる場所によって、この分野の選択肢が決まることは、もうありません。

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当教室にも、近くに教室がない地域から通っている生徒がいます。

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  • 困ったときは、いつでも相談できる — 先生はいつも同じ場所にいます
  • 最初は猫を歩かせるところから — パソコンが初めてでも大丈夫です

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